前提として、Googleアドセンスの収益率はジャンルによって異なります。
よく言われるのは、「動くお金が大きいジャンルは収益率が高い」です。
1つ例を挙げると、不動産関係。
家やマンションは数百万円~数千万、立地によっては億を超えることも珍しくありません。
不動産のように、動くお金が大きいジャンルは広告単価も高く、収益率も高いのが特徴です。
では、他のジャンルはどうなのか?
Googleアドセンスのページでは、「見込み収益額」を確認できるページがあります。
これから書こうとしているジャンルでどれくらいの収益が見込めるのかがある程度分かります。
参考:Googleアドセンス
確認できるカテゴリがいくつかあったので、計算した結果をランキング形式に並び替えてみました。
ブログのジャンル選定のお役になれば幸いです。
確認できるカテゴリ一覧
現在、カテゴリの数は25個あります。
カテゴリ一覧
- アート、エンタテインメント
- インターネット、通信
- オンラインコミュニティ
- ゲーム
- ショッピング
- スポーツ
- ニュース
- パソコン、電化製品
- ビジネス、産業
- フード、ドリンク
- ペット、動物
- 不動産
- 人々、社会
- 仕事、教育
- 健康
- 参照リソース
- 家庭、園芸
- 旅行
- 書籍、文学
- 法律、行政
- 科学
- 美容、フィットネス
- 自動車
- 趣味、レジャー
- 金融
見込み収益額の前提はこの2つ。
見込み収益額の前提
- 月間PV(ページビュー)数:50,000PV
月間50,000PVは正直、ハードルが高いです。
ブログ開設当初はPV数が1桁~2桁がザラなので、「将来的にはこれぐらい稼げるのかな~」という指標になるかと思います。
では、ランキング形式で見ていきましょう。
※2024年6月時点の情報となるため、今後変動する可能性があります
1位:金融
金融のジャンル例
- 銀行
- 証券
- 保険
- クレジットカード
ブログ界において頂点に君臨するカテゴリが金融です。
金融業界に精通している方にはオススメのジャンル…なんですが競合が強すぎるのがネック。
アフィリエイト広告の単価も高いものが多く、新規参入がかなり厳しいです。
加えて、専門性が非常に高いジャンルのため、参入障壁も高いんですよね。
メインのカテゴリで選ぶのではなく、参照記事で専門性の高い記事を書く、いわゆるズラシ記事で書く分にはありかと思います。
2位:家庭、園芸
家庭のジャンル例
- 結婚
- 出産
- 離婚
- 別居
- 進学
- 就職
園芸
- 風景式庭園
- フランス式庭園
- 日本庭園
- 観葉植物
- 家庭菜園
- 多肉植物
- ハーブ
- 切り花
結婚、出産、子供の進学といった家庭内でのイベント事の経験がある方や、ガーデニングに精通している方にオススメのジャンル。
マッチングアプリの普及や結婚相談所の需要もあり、伸びしろがある分野です。
また、コロナ禍の影響でガーデニングや家庭菜園の需要が増えた背景もあり、市場が伸びた背景もあります。
自身で育てた野菜、植物のブランディングや通販サイトの作成等、幅広い収益性の可能性を秘めています。
3位:不動産
不動産のジャンル例
- 一戸建て
- アパート
- マンション
- 土地
不動産関連に精通している方にはオススメのジャンル。
同棲、結婚、離婚、出産、転勤と言ったイベントでほぼ話題に上がるのが住居関係の話。
ただ、大手の物件紹介サイトに勝つのは非常に難しいです。
実際に、一戸建てやマンションを購入した実体験等に勝機はありますが、競合が強いカテゴリ。
4位:健康
健康のジャンル例
- 食生活
- 睡眠
- 医学
医療関係者でない限り手は出さない方が無難なジャンルです。
Googleの検索エンジンの傾向として、医療従事者監修の記事が上位を占めています。
専門性が高すぎてよっぽどのことが無い限り手は出さない方が無難です。
5位:美容、フィットネス
美容のジャンル例
- ラウンダー・フィールドスタッフ
- メディカルエステティシャン
- メディカルカウンセラー
- ヘアメイク
- セラピスト
- メイク
フィットネスのジャンル例
- フィットネスクラブ
- ヘルスケア
- 介護予防
- リラクゼーション
美容関係に精通している方にはオススメのジャンル。
ヘア関係や肌関係で悩む人は多いため、需要自体は永続的にあると言えます。
実際に使った商品紹介や、日々の美容体験をタイムラプスのような形で書けると非常に強い。
悩みの深い検索キーワードも数多く存在するため、そこの部分が記事として書けると新規参入でも伸ばせる可能性を秘めています。
6位:ビジネス、産業
ビジネスのジャンル例
- 教養
- 資格
- 自己啓発
- 仕事
- 天職
- 広告
- 流通
産業のジャンル例
- 農業
- 林業
- 漁業
- 製造業
- 公共事業
- 運輸
- 通信
- 倉庫業
- 建設業
- 商業
- 金融
- 保険
- 不動産
- サービス業
不動産や金融は被りますが、仕事全般がジャンルになります。
仕事をしてきた人向けですが、特に長い間携わっていた仕事がある場合、記事の内容に深みが増すのがメリット。
企業サイトが多いのがネックなので、ニッチな分野で勝負したいところ。
長年のノウハウを蓄積したサイトもあるため、競合調査は念入りに行う必要があります。
7位:ショッピング
カテゴリのジャンルは以下のものが挙げられます。
ショッピングのジャンル例
- ファッション
- バッグ・小物・ブランド
- グルメ・飲料
- 日用品、ヘルスケア
- コスメ、ヘアケア
- ベビー・キッズ
- 家電
- スポーツ、アウトドア
- 車体、オートパーツ
- 住まい・ペット・DIY
- エンタメ・ホビー
ショッピングが趣味な人にはオススメのジャンル。
特に、「特定のジャンルに特化した知識」がある場合、商品レビューで物が売れる可能性もあります。
8位:フード、ドリンク
フードのジャンル例
- 和食
- 養殖
- 中華
- 日本料理
- イタリア料理
- B級グルメ
ドリンクのジャンル例
- 清涼飲料水
- 乳飲料
- 炭酸飲料
- アルコール
- 茶系飲料
- ミネラルウォーター
- 豆乳飲料
- 野菜飲料
- スポーツ飲料
食べ物や飲み物に精通している人にオススメのジャンル。
人間生活において、食生活は切っても切り離せない要素のため、需要は永続的。
レシピサイトがかなり強めなので、専門的な切り口が必須のように思えます。
9位:参照リソース
参照リソースのジャンル例
- ???
IT用語に近いものはありますが、データベースに近いものかと思われます。
簡単な例だと、「アカウントのログインが必要となるサイト」です。
例えば、クレジットカードのメンバーズページ。
メールアドレスとパスワードを入力することで、クレジットカードの使用履歴が見れたりします。
「メールアドレスとパスワードが一致してるから本人様だね。これがキミの利用履歴だよ」
と表示してくれる機能のこと。
ただし、ブログ記事としてどのような記事が該当するかは予測がつきません。
単価は高いけど、あまり気にしなくてもいいカテゴリなのかなと思います。
10位:インターネット、通信
カテゴリのジャンルは以下のものが挙げられます。
インターネット、通信のジャンル例
- 回線
多分、他にもあると思うのですがこれしか思いつきません…。
回線1つ取っても、「光回線」、「ADSL回線」、「CATV回線」、「モバイル回線」等があります。
それぞれ、会社も違えば料金体系も異なります。
住んでる物件によってもオススメできる回線があったりと、割と広義なジャンルの1つ。
通信業界の人や、今まで多くの回線を契約してきた経験のある人にはオススメ。
11位:ペット、動物
ペットのジャンル例
- 犬
- 猫
- 小動物
- 鳥
- アクア
- 爬虫類
- 昆虫
ペット好きな人にオススメのジャンル。
ペットを飼育している場合、購入方法、接し方、餌等、書ける幅は広いです。
家での飼育数が少ないペットの場合、競合が少ない場合もあります。
12位:自動車
自動車のジャンル例
- セダン
- クーペ
- オープンカー
- コンパクトカー
- ステーションワゴン
- SUV
- ワンボックスカー
- ミニバン
- エコカー
車好きな方にオススメのジャンル。
居住地域によっては、自動車が必須の場合があるため、需要は高め。
車種の特性は企業サイトが強いですが、実際の乗り心地や燃費、日々のメンテナンス等、記事にできる部分は多くあります。
13位:パソコン、電化製品
パソコンのジャンル例
- Windows
- Mac
- UNIX
- LINUX
電化製品のジャンル例
- AV家電
- 情報家電
- 通信家電
- カメラ類
- 生活家電
パソコンや電化製品が好きな人にオススメのジャンル。
自作PCが組めたり、家電が好きで最新情報を網羅できていたりすると非常に強いです。
故障、新生活といった面で需要が高まるため、ランキング形式でまとめられているサイトが多め。
14位:趣味、レジャー
趣味のジャンル例
- アウトドア
- 囲碁・将棋
- イラスト
- 占い
- 園芸
- 音楽
- 格闘技
- 華道
- 映像
- 歌
- ギャンブル
- 車・バイク
- ゲーム
- スポーツ
- 釣り
- トレーニング
- パズル
- ホビー
人間、誰しも趣味と言えることがあるはず(?)なので、比較的書きやすいジャンル。
「広く浅い」、よりも、「狭く深い」内容は需要が高め。
15位:法律、行政
法律のジャンル例
- くらしの法律
- 法律
- 憲法
- 民法
- 商法
- 刑法
- 司法
- 訴訟法
- 労働法
- 司法資格
- 国際法
行政のジャンル例
- 行政
- 地方自治
裁判官、弁護士、市長といった方にしか書けないジャンルです。
法曹コースの大学生の場合でも書けるかもしれませんが、専門性が高すぎるのであまりオススメできないジャンル。
16位:旅行
ポイント
- ○○狩り
- 日帰り温泉
- ボルダリング
- バイキング
- ホテル
- 旅館
- 温泉
- 露天風呂
- クルーズ
- 陶芸
旅行好きな人にオススメのジャンル。
実際に行ったホテルや旅館の情報や周辺の観光スポット等、記事として書きやすいです。
ただし、旅行サイトの方でここら辺が網羅された記事が大量に存在するのでキーワードのズラシがないと厳しい部分があります。
17位:オンラインコミュニティ
カテゴリのジャンルは以下のものが挙げられます。
オンラインコミュニティのジャンル例
- 地域コミュニティ
- 趣味コミュニティ
- オンラインサロン
オンラインコミュニティについては、ブログで扱うジャンルではないと思うのが正直な感想。
オンラインコミュニティの例として、「Yahoo!知恵袋」や「Facebook」が挙げられます。
どちらかと言うと、コミュニティの場となるサイトを設計して投稿内容の確認やメンテナンスをしていく形態なのかなと思います。
ユーザー投稿型になるので、そもそもブログとしては向いていません。
18位:仕事、教育
仕事のジャンル例
- メーカー
- 商社
- 介護
- 医療
- IT
- 広告
- 金融
- コンサルティング
- 建設
- サービス業
- 小売
- 飲食
- 物流
- インフラ
- レジャー
- 警備
教育のジャンル例
- 家庭教育
- 学校教育
- 社会教育
- 職業教育
- 自己教育
仕事をしている人向けのジャンルですが、産業のジャンルと似ているような…。
教育のジャンルだと、教師のような学校教育、お子さんがいらっしゃる家庭なら家庭教育といった形で記事が書けますね。
19位:スポーツ
スポーツのジャンル例
- 球技
- 武道
- 格闘技
- 射的
- ウォータースポーツ
- 陸上競技
- ダンス・チア
- 体操・フィットネス
- 自転車競技
- 混合競技
- 団体競技
- ウインタースポーツ
- パワー系スポーツ
- スカイスポーツ
- アウトドアスポーツ
- モータースポーツ
- アニマルスポーツ
- スティックスポーツ
- マインドスポーツ
- eスポーツ
スポーツをしている人、スポーツが好きな人向けのジャンル。
ジャンルも幅広く、球技であれば野球・スポーツが含まれます。
試合観戦であれば、サポーターチームの試合スケジュールや選手一覧のまとめ、プレイヤーであれば、練習方法や上達のテクニック等、多岐に渡った記事を書くことができます。
20位:人々、社会
人々のジャンル例
- ???
社会のジャンル例
- 政治
- 福祉
- 社会問題
- 社会学
「人々」が何を指すのかよく分かりませんでした。
社会については、現在の社会問題に興味がある人向けのジャンル。
メディアを通じて報じられる社会問題や、政治における思想などが書けそうです。
日々移り変わるものでもあるため、どちらかというとトレンド記事寄りになりそうな気がします。
21位:科学
科学のジャンル例
- 科学
- 環境科学
- 物理学
- 化学工学
- 工業化学
- 生物科学
- 天文学
- 地学
- 電子工学
- 機械工学
- 建築工学
- スポーツ科学
- 社会科学
- 地理学
科学が好きな人にオススメのジャンル。
大学の専攻が科学分野だったり、研究職の人であれば、書けそうなジャンルですね。
科学分野は発展が目覚ましいので、最新技術の解説や自宅でできる科学実験等、集客に繋がる導線は色々ありそうです。
22位(同列):アート、エンタテインメント
カテゴリのジャンルは以下のものが挙げられます。
アートのジャンル例
- 絵画
- 彫刻
- 音楽
- 文学
- 舞台
- 映画
- 写真
- 建築
エンターテインメントのジャンル例
- 映像
- 音楽
- 劇場
- アミューズメント
- 興行
芸術関係に精通していたり、エンターテインメントが好きで何かのジャンルに詳しい人にはオススメ。
カテゴリが非常に広いので、ブログ執筆の窓口はかなり広め。
画像や楽曲等の著作権関係には注意が必要です。
22位(同列):ゲーム
カテゴリのジャンルは以下のものが挙げられます。
ゲームのジャンル例
- アクションゲーム
- シミュレーションゲーム
- レーシングゲーム
- アクションゲーム
- ロールプレイングゲーム
- パズルゲーム
- 音楽ゲーム
- 恋愛ゲーム
ゲーム好きな人にはオススメのジャンル。
スマホゲームもスキマ時間にやってたり、年齢層の幅広さやユーザー数の多さもあるため、人によってはかなり書きやすいジャンルです。
24位:ニュース
ニュースのジャンル例
- トレンド関連の内容全般
トレンドを追うことが好きな人向けのジャンルです。
ただ、トレンド記事を扱うブログは多くあり、熾烈な割にリターンが少ないのがネック。
1記事あたりの文章量も少なくなる傾向があり、Googleからの評価的には上がりにくいんじゃないかと思います。
芸能関連だと、肖像権にも気を付けないといけないし、誤情報を載せて炎上したら大変なことになるので個人的にはオススメできません。
25位:書籍、文学
書籍・文学のジャンル例
- 文学
- 評論
- ノンフィクション
- ビジネス
- 経済
- 歴史
- 地理
- 政治
- 社会
- 芸能
- デザイン
- 思想
- 暮らし
- サイエンス
- 趣味
- 自己啓発
- スポーツ
- 旅行
- 絵本
- 漫画
本が好きな人向けのジャンル。
本が好きでよく読む人や、趣味で本の収集をしている人にはオススメです。
本は世界中にあるため、寿命が永遠でない限りネタが尽きることはないでしょう。
ただ、本の中身を大幅に公開するような内容は著作権侵害に該当するケースもあるためさじ加減が重要です。
本の概要や、本を読むことで人生で変わったこと等が書けると、読者の購買欲に繋がる可能性を秘めています。
見込み収益額の注意点
あくまで、「カテゴリ」ごとの見込み収益額のため、参考値です。
カテゴリの中のジャンルによっては、必ずしも見込み収益額に近しい金額にならない可能性もあります。
筆者自身、本ブログとは別に「趣味、レジャー」カテゴリのブログを運営しています。
月間PV数50,000の年間見込み収益は大体「$6324」なので、日本円に換算すると約100万円です。
現実はどうなのか…というと、大体半分くらい。
ついでに言うと、月間PV数は4倍の約20万PVなので、相当少ないです。
あくまで目安であることと、カテゴリの中のジャンルによっても稼げるジャンルとそうでないジャンルがあるということです。
ここは書いてみないと分からない部分のため、
単価の高いカテゴリ⇒書けるジャンルがあるか
で決めると、自分の持てる知識の中で稼げるブログが出来上がるかと思います。
今後のブログ運営の参考にしてみてください。