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パーマリンクを変更して1分で301リダイレクトを設定する方法

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パーマリンクの変更を考えているけど、作業が超怖い。

大前提として、パーマリンクの変更は推奨されていません

ただ、筆者自身6年運営したブログのパーマリンクの変更を行いました。(2018年開設→2024年パーマリンク変更)

変更理由として、パーマリンクが「日付と投稿名」だったことによるデメリットがデカかったからですね。

一番のデメリットは、検索エンジンに表示される日付がパーマリンクに含まれた日付になってしまうこと…。

日付と投稿名のパーマリンクには「2020/12/12」といった、記事を公開した時の日付がパーマリンクに含まれます。

これが超曲者で、Googleはパーマリンクの日付を優先的に検索エンジンに表示させる仕様(※推測)みたいなんですよね。

記事のリライトをしようが、記事に更新日を入れようが何をしても永遠に変わらなかったのが根拠です。

最新の記事ならいいんですが、10年も経てば中身に関係なく古いと勘違いされること間違いなし。

時限式爆弾と何ら変わらない危険性があったので、最近パーマリンクの変更を行いました。

結論ですが、しっかり準備しておけばパーマリンクの変更は特に怖いものではありません

その理由や、やり方について本記事では解説していきます。

大前提:パーマリンク変更のデメリット

やり方の前に、パーマリンクを変更することのデメリットを頭に入れておきましょう。

パーマリンク変更のデメリット

・パーマリンク変更後に変更前のURLにアクセスすると404になる

・SEOの評価がリセットされる

・最悪ブログのアクセスが0になる

これを見るとパーマリンクの変更は非常にリスキーです。

ただ、パーマリンク変更後の設定をキッチリやっておけば特に怖いことはありません。

1個ずつ解説していきます。

パーマリンク変更後に変更前のURLにアクセスすると404になる

大前提として、パーマリンクの変更=URLの変更となります。

このため、検索エンジンに表示されている記事やブックマークからのアクセスがあった際、404となり記事が表示されなくなります。

これだと非常に困るので、1つ1つの記事に301リダイレクトを設定する必要があります。

301リダイレクトとは?

パーマリンク変更前の記事にアクセスをしたらパーマリンク変更後の記事に恒久的に転送すること。

なので、検索エンジンに表示されている記事やブックマークからアクセスされるとパーマリンク変更後の記事に転送されるので404となることはありません。

故に、パーマリンクを変更する際は301リダイレクトの設定は必須となります。

301リダイレクトについてはプラグインから設定できるのでご安心ください。

SEOの評価がリセットされる

前提として、SEOの評価はURL単位と言われています。

つまり、URLが変わると今まで培ってきたSEOの評価は無に帰します。

ただ、こちらも301リダイレクトを設定しておくことで評価を引き継ぐことが可能です。

※一部分の評価は失われるという話もありますが、真偽は不明

こんなのは論より証拠です。

パーマリンク変更前後1週間のアナリティクスにおけるユーザー数の遷移です。

黒線がパーマリンクを変更した日(12/2)で、そこから前後1週間のユーザー数を見ても大きな変化は無いように見えます。

なので、パーマリンク変更に伴う検索エンジンのランキングにもそこまで支障は出ないのではと推測。

検索エンジンの仕様として、ページの滞在率や離脱率が指標として上がることがありますが、301リダイレクトの設定できていれば基本的に変わりません。

表示されるのはパーマリンクが変更された元記事のままですからね。

404で記事が表示できないとなれば、ページの滞在率や離脱率が一気に落ちるため検索エンジンからの評価を著しく下げることになります。

これを301リダイレクトで回避することで、SEOの評価も引き継がれるという原理なのかと思います。

最悪ブログのアクセスが0になる

これも301リダイレクトありきの話です。

301リダイレクトが出来ていなければ、パーマリンク変更前のURLは全て404になるためアクセス数は0になります。

なので、ブログの指名検索が無ければ永遠にアクセスされることは無くなります。

ブログを始めたての頃のような状態になるので、時間が経てば浮上する可能性はありますが…。

301リダイレクトをミスるとこの状態になるので、キッチリとした前準備は必須です。

1分間でパーマリンクの変更と301リダイレクトを設定する方法

実際の流れはこんな感じです。

流れ

  • Export any WordPress data to XML/CSVで全記事のURLを取得
  • RedirectionからCSVファイルをエクスポート
  • RedirectionからエクスポートしたCSVファイルに変更前と変更後のURLを入力
  • パーマリンク変更
  • RedirectionにCSVファイルをインポートして一括で301リダイレクトを設定

 Export any WordPress data to XML/CSVRedirectionのプラグインが必要になりますが、設定方法や使い方の解説も書いてますので安心して読み進めてください。

①Export any WordPress data to XML/CSVで全記事のURLを取得

Export any WordPress data to XML/CSVは、WordpressのデータをCSV形式で取得できるプラグインです。

パーマリンク変更後の301リダイレクトを設定には、全記事のURLが必須

投稿ページやサイトマップからURLの取得はできますが、手動だと時間がかかります。

Export any WordPress data to XML/CSVを使うことで、短時間で全記事のURLが取得できるので時短になります。

詳しい使い方は下の記事にまとめているので、全記事のURLを取得してみましょう!

②RedirectionからCSVファイルをエクスポート

Redirectionは301リダイレクトを設定できるプラグインです。

パーマリンク変更後は、パーマリンク変更前のURLにアクセスされたらパーマリンク変更後のURLに転送する必要があります。

記事数が10記事~20記事なら手動でもいいんですが、数百記事~数千記事ある場合は手動で対応している間にブログのアクセス数が激減します。

Redirectionはパーマリンク変更前後のデータをまとめたCSVをインポートすることで、一括で301リダイレクトを設定できます。

こんな感じのCSVファイルをインポートすることで、301リダイレクトを自動的に設定してくれます。

RedirectionからCSVファイルをエクスポートする方法は下の記事でまとめています。

③RedirectionからエクスポートしたCSVファイルに変更前と変更後のURLを入力

イメージとしてこんな感じの301リダイレクトの一覧を作ります。

RedirectionからエクスポートしたCSVファイルに変更前後のパーマリンクを一覧形式にまとめます。

この時、regex、code、type、hits、title、statusの項目はRedirectionからエクスポートした時の値をそのまま各行に設定することを忘れずに。

作成が終わったら、試しにダミー用の記事を作成→CSVファイルに1件だけのデータを入力→Redirectionでインポートして301リダイレクトがされているか確認するのもありです。

必須ではありませんが、本番に向けた練習としてやっておくことを推奨します。

301リダイレクトが設定されていることが確認できれば、ダミー用の記事は削除して次の手順に進みましょう!

④パーマリンク変更

パーマリンクの変更は「設定→パーマリンク」から遷移する画面で行えます。

パーマリンク構造から変更するパーマリンクをクリックしたら、一番下にある「変更を保存」をクリックすればパーマリンクは変更されます。

⑤RedirectionにCSVファイルをインポートして一括で301リダイレクトを設定

パーマリンク変更後は最速で301リダイレクトを設定する必要があります。

Redirectionのインポート/エクスポートのタブから「ファイル追加」をクリックします。

ここから、③RedirectionからエクスポートしたCSVファイルに変更前と変更後のURLを入力で作成したCSVファイルを選択します。

選択したファイルが間違ってなければ「アップロード」をクリックします。

インポートが完了しましたと表示されればOKです!

転送ルールのタブに設定された301リダイレクトのデータが入っていれば完了です。

パーマリンク変更はスピードが命

筆者がやった時は1分程度でパーマリンク変更→301リダイレクトの設定が完了しました。

※記事数が多いとRedirectionへのインポートが若干時間かかるのでご容赦ください。

迅速にパーマリンクを変更したとしても、必ず全記事が404となる瞬間がありますので、アクセス数が少ない時間帯にやることをオススメします。

作業に失敗したとしても、アクセス数が少なければPV数への影響も出にくいのがメリットです。

万が一、どこかでミスったらパーマリンクを元に戻す→Redirectionのプラグイン削除でやり直しが効きます。

予め、パーマリンク設定画面とRedirectionの画面を同時に開いておくとスムーズにできます。

Redirectionはファイルのアップロードボタンをクリックする直前の状態にしておけば、パーマリンク変更の301リダイレクトの設定を最速で行えます。

301リダイレクトの設定が完了したら、何個かパーマリンク変更前のURLにアクセスして301リダイレクトが設定されていることを確認しましょう。

可能であれば、全記事チェックしておくと確実です!

分からない部分や質問があればコメントよりお問い合わせください!

ご健闘を陰ながらお祈りしております!




  • この記事を書いた人

みなかみ

ブログ歴6年|月間30万PVの特化ブログを運営中|総記事数8000|別ブログで運営している特化ブログでの失敗談を発信しています。

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